横あるき

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Jolla Cを買いました

広島から帰ってきました。たらたら記事を書きました。レビューはほぼ外観についてのみなので、Sailfish OSで得られる体験についてはこちらの方がよく分かるかもしれません。


5月下旬あたりに突如Jolla Cが発表されまして、当時Twitterのフォローしている人もお祭り状態で、Jollaブランドの端末なんてJolla Tabletの払い戻しをやっているような状況で出るわけがないと思っていましたから、大変驚きました。

Jolla C!

Jolla Cは限定1000~1100台の、Sailfishコミュニティの開発者やフリークを対象とした商品で、コミュニティ向けに開かれるイベントの招待や、Jolla Cに関するサポートを含んだパッケージです。限定1000台だし、販売価格から払い戻し金を引いたら出せる金額だったので、後先考えず注文しました。

日本への発送は行なっておらず、転送サービスを利用する必要がありました。スマートフォンはバッテリー絡みの航空輸送既定とか色々厳しく、果たしてちゃんと手元に届くのだろうか…という不安が大いにありましたが、結果的にエイクルさんという、素晴らしいイギリスの転送サービスを見つけることが出来ました。

基本的に代行購入/転送を請け負っている会社だそうですが、注文は全てフォームの入力やメールによる個別対応です。変にシステマチックなWebサービスよりも、色々シンプルで助かりました。バッテリー関連の質問についてもちゃんと答えていただけました。 実際に掛かった費用は以下の通りですが、両方PayPalで決済して、最終的な金額は20150+7513=27663円でした。

Jolla Cの注文確認メール

商品代金合計: £ 115.28 [ショップへの支払い合計] 商品代金+ ショップからの送料:£0.00 [手数料] エイクルへ の手 数料:£20.00 (23.00よりクーポン割引)  (検品代、梱 包 代、ショップへのクレーム代等が含まれます。) [日本までの配 送 料] ・ DHL International Express 配送料金: £28.99 (補償を掛ける場合は+£14.00となります。) お届けは、通常3-6日です。 ──────────────────────────────────── 商品代金を含む合計金額£48.99  ペイパル手数料:£2.70 合計金額:£51.69

費用と購入に至る経緯は書いたとして、レビューについては既に以下の方々が素晴らしいものを残されていますので、自分としては何を書くのか、また悩むのですが…

私がJolla Cについて話したいのは、Jolla Cのデザインは簡略化すると同時に、とことんJolla Phoneのデザインをオマージュしている、ということです。Jolla PhoneのTOH(カバー部分に機能をもたせられるコンセプト)とは全く互換性がないにも関わらず、本体とカバーでツートンカラーにしているところなんかもそういった意図を感じるのですが、いかがでしょうか?

ただ、本体とカバーの形状に着目するとJolla Phoneは2枚の板が重なったように丸みの処理が互い違いに入っていましたが、Jolla Cはそれに比べると一体的な側面の丸みがつけられています。

裏をカバーありでJolla Phoneと比較 側面の処理をJolla Phoneと比較 Jollaの刻印

下部スピーカー/マイクの穴も、Jolla Cの方は合わせて3箇所しか空いていないのですが、Jolla Phoneのデザインを踏襲して装飾の穴が並んでいます。あとボリュームキーと電源キーが右側面についているのは変わらないですが、配置が逆になってて戸惑いますね。

下部スピーカーとマイク 右側ボリュームキーと電源ボタン

背面の中はSIMスロットが2つに増えたり、カメラやバッテリーの配置が似ているとかありますが、TOH用の接触端子がなかったり、microSDスロットがバッテリーを装着した状態では挿し替えが不可能になっています。

裏をカバーなしでJolla Phoneと比較

LEDインジケータもちゃんとついていますが、Jolla Phoneでは3色LEDだったのに対して、白色のみになっており、充電完了時に点滅するなど挙動が微妙にJolla Phoneと変わっています。好みとしてはJolla Cのほうが落ち着きがあって好きですかね。

LEDインジケータをJolla Phoneと比較

Jolla Cはインドの企業、IntexのAqua Fishという端末をベースにしていて、Aqua Fishも外観はほぼ同じです。Intexが端末をデザインする際にJollaがどの程度関わったのかは定かではありませんが、Sailfish OS端末であることと一見関係のない外装部分も似せていることには、果たしてどのような意味が込められているのでしょうか。

あ、Intex Aqua Fishのレビューもすでに面白いものがいくつか出ていますからどうぞ。

Aqua Fishの記事を見ると、スペックやSailfish OSについての説明が細かくパッケージに詰められていることがわかります。人づての話ですが、Jolla Phoneが香港で販売された際のウケは悪かったらしく、「他のスマホと同じようなものだと思っていたら、全然違うものだった」という購入層のズレがあったそうです。そういったズレを回避したかったのではないでしょうか。

Jolla Phoneの端末コンセプトをOSと端末デザインの両面から引き継ぎ、かつ新興市場であるインドで売り込もうとする姿勢は、Jolla/Sailfish OSというイメージがぼやけないようにするためのマーケティングの一種なのかも、と妄想してみました。

このようなIntexのAqua Fishに対する販売方針から、Jollaブランドとして多少の手を加えるだけでJolla Cが世に出せた、という風にも捉えられそうだなあ、なんて思いました。


それで本題に入りますが、何故か今までレビューをするたびにガルパンのAmbience(壁紙や通知音などのプリセット)を作るということをやってきた流れで、今回もAmbienceを作りました。せっかくJolla Cの赤さを活かすのに、カバさん(歴女)チームと迷ったんですが、プラウダにしました。ちゃんと通知音もいくつか作りましたよ。(音量注意)

プラウダのAmbience

公式絵などあんこうチームと段違いに素材が少なくて苦労しました。広島にいる間結構苦労しました。この壁紙ちゃんと切り抜いて作ったのでほめて下さい!

ガルパンAmbienceオールスターズ


Jolla Cは限定品でしたが、姉妹機であるIntex Aqua Fishは4999ルピー(現時点のレートで約7468円)と送料を払えば日本にも送ってもらえます!誰でも買えるんですよ!!是非手にとって使ってみて下さい!ebay.comにも非正規の出品者がいるので、そちらから買うとebay.inのクレジットカードの登録が面倒くさいとか関係なくなるっぽいのでどうぞ!

ラスト・タンゴを広島本通りのシネツインで観ました

ただいま夏休み的な感じで、祖父母のいる広島に来ています。


ここ数年は広島に来ると、何らかの映画を映画館に観に行くようにしています。比治山のトンネルを抜けたところにイオンシネマがあり、そこでおおかみこどもの雨と雪とかプリパラの劇場版を観たりもしているのですが、何より広島には、株式会社序破急が運営している映画館があるんです。

八丁堀とか本通り周辺に、サロンシネマ、本通りのシネツイン、八丁座の3つが現在あります。私が初めて序破急がやっている映画館に行ったのは、新天地のシネツインでAKIRAの35mmフィルム上映を観た時です。来てみたら狭いビルで本当にやってるのかな?と思いつつエレベータに乗って降りると、レトロな雰囲気の赤い絨毯が一面に敷いてあり、チケットカウンターにスーツを来て丸眼鏡を掛けた爺さんがいました。ワンコイン上映だったので500円だしてチケットを買い、劇場内に入るとなんかこう…凄くいい感じの空間だし、椅子もフカフカで、映画の内容も初見だったし、フィルム上映の味と相まって最高の鑑賞体験をしました。それ以来、序破急の映画館が結構好きになりました。

姉に誘ってもらって八丁座でやっていた思い出のマーニーを観た時も最高だったし、サロンシネマで観たセッション(Whiplash)も最高でした。ああ。なんで序破急の映画館はこんなに椅子がフカフカで、席の間隔がゆったりとしていて、空間が広すぎないんだろう。

新天地のシネツインは3年前に閉館をしたため、もうあそこに行くことは叶わず、思い出だけになってしまいました。そして本通りのシネツインも、建物の老朽化が理由で、今年の10月に閉館するそうです。ということで、そちらも行ってみようとラスト・タンゴを観に行きました。

シネツイン入り口 ラスト・タンゴ

ラスト・タンゴはタンゴ界で伝説級のペアらしいマリア・ニエベスとフアン・コペスの馴れ初めから現在までの足跡をたどる、ドキュメンタリーみたいな感じでありながら、あくまでタンゴのダンスシーンがメイン(そしてペアにとってもタンゴが人生のメイン)みたいな内容です。

新鮮だったのが、再現シーンの役者は幼少期を除くと活動時期と年齢に分かれてマリア役とフアン役それぞれ3人ずついるのですが、役者がタンゴのダンスを本人(主にマリア)に見てもらってアドバイスしてもらっていたり、役者と本人でインタビューするシーンが沢山出てくるところですね。

役者が本人と一緒に出ていると、過去の分身が人生の振り返りとして現れてきたようです。一方でマリアがタクシーの中で「男なんて利用価値がなくなったらゴミのように捨てるものよ」みたいに言ってマリアの役者が唖然としたり、「この頃のマリアの気持ちが理解できないのよ」と役者同士で話し合ってたりもします。

役者としては演じる役の心理をトレースするのはごく当たり前のことだろうと思いますが、観ているほうとしては当時のマリア/フアンとしても見てしまって、マリア/フアンという人間に入り込んでいった感じがします。そういう魅せ方もできるんだなあと思いました。

マリアとフアンがペアとしてどんな心境の変化を辿っていったのかは面白くて、最初と最後は本人同士が思い出のショーステージで踊るシーンなんですけど、間の話を通して全く印象が変わります。マリアが一度だけフアンを「コペス」呼ばわりする発言はメガトン級のインパクトがありました。

それでいてやっぱりタンゴが観ていて楽しいし映画館のスクリーンに映えますね。引っ張ってきた映像以外は、ライトアップされていて視線が自然と足にいくし、タンゴもペアダンスもよく分かんないけどすげー!という感じです。マリアの幼少期の家のシーンとか、セットの全体がわざわざ引きで出てくるんですが、最低限の演劇の大道具みたいな感じで力注ぐところ選んでるなあと思いました。たかだか1時間20分くらいの尺なのに、タンゴが目に焼き付けられます。


ラスト・タンゴはこんな感じでした。映画館で観てよかったです。というかシネツインで観てよかったです。

見終わった直後のシネツイン劇場内

意図しないrmを回避するためのbashrc

皆さん、楽しいターミナルライフしてますか?


先日、私は不注意なrmを実行したことで、フォルダのPicturesとDocumentsがあべししました。写真はバックアップをとってありますし、Documentsに入っていたものも消えても問題ないかバックアップをしてあったので被害は少なかったのですが、それにしたってちょっと雑過ぎるダンシャリ過ぎました。ショックです。

もうこんな過ちを犯すのはごめんなので、rmを実行したら確認のワンクッションを置けるaliasをbashrcに書いてみました。

confirm_rm() {
	echo "rm $@"
	echo "are you sure you want to remove these files?"
	while true; do
		echo -n '(y/n): '
		read res
		if echo "$res" | grep '^[yn]$' 2>&1 >/dev/null; then
			break
		fi
	done
	if [ "$res" = y ]; then
		\rm "$@"
	else
		echo 'these files were saved!'
	fi
}

alias rm="confirm_rm"

rmを実行しようとしたら、もう一度実行内容を確認します。ワイルドカードを使っていたら展開されて消される対象のファイルやフォルダがずらっと出てきます。

$ ls 消したくないフォルダ/
消したくないファイル1  消したくないファイル3  消したくないファイル5
消したくないファイル2  消したくないファイル4
$
$ rm 消したくないフォルダ/*
rm 消したくないフォルダ/消したくないファイル1 消したくないフォルダ/消したくないファイル2 消したくないフォルダ/消したくないファイル3 消したくないフォルダ/消したくないファイル4 消したくないフォルダ/消したくないファイル5
are you sure you want to remove these files?
(y/n): n
these files were saved!
$

本当に消してよい覚悟があるならy、ないならnを入力して、本来なら消えるはずだったものを救済しましょう!

$ rm -rf /*
rm -rf /bin /boot /dev /etc /home /lib /lib32 /lib64 /lost+found /media /mnt /opt /portage-latest.tar.bz2 /proc /root /run /sbin /srv /stage3-amd64-20151203.tar.bz2 /sys /tmp /usr /var
are you sure you want to remove these files?
(y/n): n
these files were saved!
$

あくまで実行する前に確認するだけなので、ないものを消そうとしたり権限が足りなくて消せないはずでも確認します。だるいでしょうけど仕方ないですね。

ぶっちゃけこんなダイアログ的にしなくても、もっと簡単に同じことが出来ますけどね。aliasはコマンドの頭にバックスラッシュを書けば一時的に無効化されるそうです。最初に紹介したやつもこれを利用しています。(参考にしたもの:エイリアスを一時的に無効にするには)

$ alias rm="echo rm"
$ rm 消したくないフォルダ/*
rm 消したくないフォルダ/消したくないファイル1 消したくないフォルダ/消したくないファイル2 消したくないフォルダ/消したくないファイル3 消したくないフォルダ/消したくないファイル4 消したくないフォルダ/消したくないファイル5
$ \rm 消したくないフォルダ/*
$

確認メッセージの英語おかしかったらツッコんで下さい。新幹線で書いてるんですけど、広島行ってきます!では!