ビックタブ(SG080iSL)を買ってしまった

買ってしまったんですよね…

ビックタブの外箱


昨年の冬にnexus7(2012)のディスプレイを割ったため、最新のAndroidの環境とタブレットを同時に失っていました。すでに動作はかなり厳しい感じだったので、新しいタブレットを買おうということでJolla Tabletのプロジェクトに投資していたのですが、まぁ、いつ届くか、そもそも届くのか分からない有様です。

このもどかしい気持ちを鎮めるべく、1~2万円くらいのタブレットを漁って、「へぇ、AndroidとWindowsのデュアルブートができる中華タブレットがあるのか」「Atomなタブレット気になるな」とかやってたのですが、そういえばビックタブって去年話題になったけど、今年は売ってるのかな?と検索したら、あるじゃないですか!

CPUこそ某スティック型コンピュータにも使われて時間も経っていますが、内臓ストレージが64GB、1920x1200の液晶、RAMはもちろん2GB、しかも技適も通っていて税込2万円ぴったし!在庫もある!気づいたらポチっていました。

1511にアップデート中の様子

買った理由がもうひとつあって、ベッドでラップトップを触ったまま寝落ちしたことがありまして、朝起きると床に落ちていて、筐体に凹みができていたんですよね…またパーツの交換するのも面倒くさいのでそのままですが、同じ悲劇を繰り返さないためにもタブレットが必要だったのです。そういうことにしてほしい。

やっちまったへこみ

ともかく、Windowsタブレットの最大の特徴は、「PCと同じことをさせられる」ことだと思うんです。タッチするには繊細すぎる操作が必要とか高解像なディスプレイがそれに拍車をかけてるとか色々難がありますが、マルチウィンドウができるし(Windowsだからね)、フルブラウザで動画サイトとかWebラジオの配信とかアクセスできるし(Windowsだからね)、msys2を入れてsshとかvimとか何の問題もなく使えるし(Windowsだからね)、その他ノベルゲーとか動くし(Windowsだからね)、という感じです。

既にCherry Trailが載ったタブレットも出てきている中でのBay Trailなタブレットなわけですが、Windowsでありながらそこそこ動く実力を持っているというのが本当ビックリですね。Core i5 4200UのラップトップでホカホカになるようなUnityのゲームもそれなりに動きます。

バッテリーは4000mAhで、駆動時間は2時間が精一杯ですから、持って出かける気にはあまりなりませんが、たまたま家にあったLifeTouchNOTE用のケースにポケモンキーボードとそのスタンド、このタブレットを入れてみるとすっぽり入り、重さもはかってみたら700gで軽い軽い。やっぱりリュックに入れて持ち歩きたくなっちゃいます。

ケースに入れる前

ケースに入れた後

で、私としてはAndroidとかLinuxの環境も作りたいと思ってたんですが、なかなか難しいようですね。Androidについては、Android-x86がもしかしたら動くかもしれませんが、本来タブレットを動かすことを想定していないと思います。ディスプレイの回転なんかもできないんじゃないかな?

Linuxは、起動時にnomodesetをつけたり、microHDMIから外付けディスプレイをつなげば動くことが確認できるので期待できそうですが、やはりBay Trailが特殊なために、まだまだ自力でカーネルパッチをあてる等の努力が必要なようですし、完全動作は至難の業であるようです。

そんなこんなで保護フィルムは傷修復されるらしいミヤビックスのOverlay Magicを貼ったり、ビックカメラのポイントでmicroHDMI-HDMIのアダプタ買ったりして充実しました。8インチを片手で持ちつつベッドで操作するのつらいので、アームスタンドの購入を検討中です。

Overlay Magic

HDMI変換アダプタ


結論としては、iPad、Androidタブレット、Windowsタブレットと、サイズやスペックにもよりますが、道具とおもちゃのバランスが全て違っていて、中でもこのビックタブはおもちゃとしてはそれなりに楽しめそうだ、という感じですね。さらにおもちゃ感を求めるなら中華のものを買えばいいし、道具がほしいならコンバーチブルPCが視野に入ってきます。そういうなかで、絶妙な価格と性能のビックタブ、どうですか?

ギャル子ちゃんを見ながらブログ記事を書いてみた