横あるき

変なことを書き綴るサイトです。

Vivaldiでの2年間のボランティアを終えました

Vivaldiのソプラノ(テスター)、モデレーター、翻訳者、すべてのボランティア活動を終えました。

理由としては2つあるのですが、前置きしておくと、私が活動を終えるのに直接の原因となる深刻なトラブルがあったわけではありません。実際、今日活動をやめる旨を関わった方々にフォーラムなどで伝えたのですが、まったくもって穏やかにやりとりしました。では理由を述べたいと思います。

モチベーションが完全になくなっていた

私がこれらの活動へのモチベーションを完全に失っており、今年に入ってからは自主的にボランティアとして行動を起こしたことがほとんどありませんでした。

自分がボランティアを終えることを検討するにはこれだけでも十分でした。

Vivaldiのボランティアに対する扱いへの不信感がうまれた

今年に入ってから、GDPR準拠に向けてのVivaldiのボランティアへの対応についての出来事と、私が協働する関係であったボランティアの去就に関わるコミュニケーション上の出来事がありました。

それらの出来事を通して、Vivaldiのボランティアに関係するような事柄を決定しているプロセス、または、Vivaldiとボランティアとの間のコミュニケーションが不透明である(ある種秘密主義的な側面がある)と感じ、安心感が得られなくなりました。

コミュニケーションについて補足すると、たとえば、Vivaldiの誰かと私がコミュニケーションをとる際には、どのような媒体(サービス、メール)をつかうかだけでも3通り以上の方法があり、さらに、コミュニケーションを誰に共有するかでコミュニケーションのスコープが複雑に入り混じっていました。このこと自体は関わる人が増えると避けられないことであり、良いことでも悪いことでもないかなと思います。

しかしその結果として、ソプラノ、モデレーター、あるいは翻訳者という同じグループであるにもかかわらず、「私は把握しているけど、他の誰かは把握していない」「他の誰かは把握しているけど、私は把握していない」といった状況が発生しやすい状態にありました。それによって上述したような思いを抱くに至ったかなと思っていますし、Vivaldiの方々に対する信頼を持ち続けるのが難しかったように思います。

もっとも、私もモチベーションの低下と相まってコミュニケーションを怠った部分があるので、コミュニケーションに関する部分について私以外の要因だけを理由とするのはすこし勝手すぎる感じはします。

おわりに色々

このような理由でVivaldiでのボランティアを終えることとしますが、そのことは今まで様々な折でサポートしてくださったVivaldiの方々や、同じくボランティアとして関わってこられた方々への感謝の気持ちを失わせるものではありません。

私のボランティアとしての活動期間は、始めてから今月まででちょうど丸2年でした。その中で、フォーラムとブラウザを含めたVivaldiにおける日本語圏へのローカライゼーションが格段に向上されたことは、Vivaldiに関わる日本語圏の方々あってこそ起きた変化であり、私もそのムーブメントに一瞬ながら関われたことに誇りを持っています。

そのような気持ちを表すために、今年あったミートアップイベントでLTするときに作成したスライドがあるので、良かったらご覧ください。

また、Vivaldiで働いている方々についてよくわかる良いインタビュー企画がVivaldiの日本語公式ブログに掲載されているので、興味がありましたらそちらもご覧ください。
https://jp.vivaldi.net/category/meet-the-team/

今まで皆さんありがとうございました。これからは、いちユーザとしてVivaldiがより素敵なコミュニティ、ブラウザになっていくことを願っています。

OSS Gate東京もくもく会&フォローアップ2018-09-19に参加した

自分は今月の第166回東京エリアDebian勉強会のHack timeで数年間積んでた「The Debian System その概念と技法」という本を読み始めていて、今回のもくもく会はそれを読み進めることにした。

結局4章を少し読み進めただけだったけど、せっかくだからメモもとろうかなと思ってHackMDでメモをとりながら読んだ。

naruogaさんがLibreOffice Conference 2018の発表資料を作りに来られていて、カンファレンスの場所は欧州が多いとか、LibreOfficeがどんな人たちによって開発されているのかとか、発表でどんなことを話すのか、みたいな話をきいた。この雑談で発表資料に書くことが少しまとまってきたそうなので、相談の場になることが目的のひとつとなっているもくもく会としては、良かったなあと思った。

nico-hnさんが今月のワークショップから引き続き参加してくれた。ただ会場に到着なさったのが終了時刻のギリギリだったので、フィードバックの続きをするにはまとまった時間をとってもらうことができなかった。到着予定の時間によっては、欠席を勧めた方が不幸が少ないのかななどと思った。

swamp09さんが取り組んでいたvscode-journal知らなかったんだけど、自分はToDo管理したりメモ取るためのツールを長期的に色々探しているので、興味を持った。

OSS Gate東京ワークショップ2018-09-08にサポーターで参加した

当日の様子

入り口に置いてあった立て看板

会場は初めてGMOメディアさんに提供してもらえた。GMOメディアさんの関係の方でワークショップに参加してくださった方が6〜7人くらいいたと思う。みなさん会場運営で参加の予定が、サポーターをすることになるという行き違いがあった。混乱があったけど、最終的には各々サポーターやビギナーで参加してくださった。とてもありがたかった。

ワークショップ中の様子

進行役は初進行役1Piroさんだった。結構ワークショップで顔をあわせていて、サポーターとしてとても経験豊富な方だったので、個人的には進行なさっている様子を完全に安心してみていた。会場もサポートメンター的によくまわってみられていて、非常にサポーター経験者やOSS開発経験者として気の利いたアドバイスをなさっていた。私は自分ではあまり踏み込んだアドバイスができてないなと毎回思っているので、見習いたいな〜と思った。

私は15分遅刻して会場に到着してしまい、ワークショップ序盤における会場運営側の方々やPiroさんのフォローが十分にできなかった。会場についてからはサポートメンター的に会場をまわったり、主に2人のビギナーについてサポーター的にサポートしていた。

自分がついたうちの1人のビギナーについて、シナリオ通りから路線変更してサポートしてみようと思った。具体的には、なかなか動かす対象のソフトウェアが決まらなかったんだけど、たまたまUIの日本語翻訳がTODOになっているソフトウェアにたどり着いたので、それをプルリクエストにして出すことになった。結果的には順調に翻訳が済んでプルリクエストになり、後日マージされた。ビギナーの方も楽しんで取り組めたみたいだし、余った時間でシナリオに近いフィードバックのタネを思い出されたみたいで、そっちも取り組んでいる様子だったので、なんか嬉しかった。これからもビギナーの人をよく観察して柔軟にサポートしていきたいと思う。

ワークショップのアンケート回答の時間に、アンケートのプルリクエストをマージできる権限を持っている人が自分しかいないことが分かり、パニクった。前回の東京ワークショップからアンケートのYAMLの文法チェックがCIで動くようになっており、これが心理的に大変助かった2。一人で十数人のアンケートをなんとか取り込むことができた。CIがなかったら悲惨なことになっていた。

ワークショップ終了後は自分含む希望者6人で懇親会に行った。会場運営側でビギナーのサポートも手伝ってくれた方から「実はOSS Gateには前から興味があったので今回参加できてよかった。自分も一度ビギナーでOSS開発を体験したくなったので、次回の東京ワークショップにビギナーで参加したい」という話を聞き、とても嬉しかった。

メモしておきたいこと

デモについて

今回は結構な割合でビギナーの人がフィードバックまで行けた。そうなった理由のひとつとして、進行役の方針でデモの時間が少なめになっていた分、ビギナーの人が手を動かす時間を多めにとれたのではないか、という話が懇親会で出ていた。

一方でアンケートのいくつかから「やはりフィードバックのデモはほしかった」という反応もあった。デモをじっくりやる/ほぼやらないという考え方ではなく、もう少しライトにデモをやる方法を考えてみてもいいのかなと思った。

従来のデモの方法としては、

  1. 完全にデモ中に動かすOSSもフィードバックの内容もライブで決めてデモしてみせる
  2. 事前(当日前や当日のスキマ時間)にデモ用のissueを作って用意しておく
  3. 過去のワークショップでデモに使ったissueを使う

というのが私の観測範囲とか私が進行役をしたときにあった。3.までくるとかなり説明も準備も楽になってくる。試していないけどさらに楽な方法として、

  • 過去のワークショップのビギナーのissueを使う

というのもありかなと思った。自分が説明に良さそうだと思うissueを探す手間があるけど、誰か試してみてはどうだろう?

ワークショップでのメモのとり方

メモのとり方の説明として、「こまめにメモをとろう」というのがある。issueでこまめに小さい粒度でコメントしてくれるのが自分は理想だと思っているんだけど、ひとつのコメントにある程度メモを書き溜める人がビギナーの半分くらいいた気がする。以前のワークショップでも手元でメモを貯める人がいたので気になっていた。

フィードバックはともかく、動かしてみる時間では小さい粒度でコメントしてくれたほうがサポートメンターをしながらissueで様子がみやすいので嬉しい。そういう方向に持っていくには、デモでGitHub issueでコメントを細かく投稿してみせるのも大事だろうなと思うし、スライドの説明を少し追加したり変えるのを検討しても良いかなと思った。


  1. 実はOSS Gate東京ワークショップ2018-07-28で初進行役をなさるはずだったけど、台風で中止になってしまった [return]
  2. それでも、アンケートファイルのファイル名が想定していないものになっていてチェックをすり抜けたものもあったりはした。難しい [return]